teaです。
25歳と、ついに20代後半に数えられる年になったことをきっかけに、初めて顔にヒアルロン酸とボトックスを打ってきました。
美容医療の中でも、いわゆる注射系で顔の形を作ったり変えたりする部類。
人によってはプチ整形と捉える人もいますよね。
私の中では……、整形というよりアンチエイジングの一環だと思っています(笑)
美容医療の中で、最も効果が目に見えてわかりやすいうちの1つなんですよ。
ヒアルロン酸とボトックスの違い
そもそも、ヒアルロン酸とボトックスはなんなのか?
ごっちゃごちゃになっている人も多いと思います。
まず、それぞれの目的をいうと、
- ヒアルロン酸はへこんだ部分を埋める、高さを出して形を整える
- ボトックスは筋肉の動きを抑制させて表情じわを予防する
という感じです。
これらは顔に美容目的として打つ場合の話ですが、実は美容目的じゃなくてもヒアルロン酸やボトックスは様々な用途に使われているんですね。
膝の軟骨がすり減って痛くなってきた人に関節にヒアルロン酸を注射することもありますし、ボトックスは脇汗を止めたり、ふくらはぎを細くしたい人にも使われたりします。
では、それぞれの中身はどういうものなのか?
どんなものを注射するのかというと、
- ヒアルロン酸→人体の中にもある成分
- ボトックス→ボツリヌス菌がつくるタンパク質
ヒアルロン酸は1度は聞いたことのある、おなじみの成分ですよね。
危ないもの、というイメージはそんなにないと思います。
現在ではいろいろな「固さ」の違うヒアルロン酸があり、同じ顔に打つ場合でも用途や場所によって使い分けられているんですね。
固さに比例して、値段も持続期間ものびていきます。
※固いヒアルロン酸ほど、値段も高く、数年持つ
一方、ボトックスは、ボツリヌス菌という食中毒の原因にもなる菌が作る毒素(タンパク質)を注射します。
ばい菌を入れるので危険では?というイメージ持つ人も少なくないですね。
でも、人体に害を及ぼす量を入れるわけではありません。
もちろん食中毒にもならないのでご安心を(笑)
ちなみに、ボツリヌス菌の毒素にはA型とB型があり、持続期間と即効性の点から圧倒的にA型が使われることが多いです。
ヒアルロン酸は体内にもある成分を使って、へこんだ部分を埋めて(持ち上げて)平らにする。また、顎を出したい、唇を大きくしたいなどの形を整えたいときにも使われる。
ボトックスは、筋肉の動きを抑制するタンパク質を使って、表情の動きでできるシワ(目尻や眉間など)を予防できる。他にも口角を上げたり、 汗を止めたりと用途が多い。
いざ施術。実際に受けてみて
全くの初めてということで、控えめに打ってもらいました。
多くのクリニックでは、まずは様子を見るために少なめで行い、2週間後などに仕上がり具合や効き具合を見て、タッチアップする流れです。
ヒアルロン酸→ジュビダームビスタ®・ボリューマXC 1cc
ボトックス→ボトックスビスタ® 26単位
ヒアルロン酸は、元から気になっていたゴルゴ線のようなへこみの部分と、余ったので顎に。
ボトックスは、シワ予防として眉間・額・目尻など全体的に。
ヒアルロン酸の量が、どれくらいなのか、わかりやすいサイトがありました↓
参考ヒアルロン酸1本っていったいどれくらいの量!?:KUMIKO CLINIC
1ccって、たったこれだけ!?って思うかもしれませんが、だいぶ変わります(^^
むしろ、これぐらいの量で変わるからこそ、やり過ぎちゃう人もいるんでしょうね。
- カウンセリング
悩んでいる部位や直してみたい箇所を相談
- 予算に合わせて本数と部位を決める
自分の納得できる範囲で
- 麻酔
麻酔テープや塗る麻酔、もしくはアイシングで冷やす
- 施術開始
10分程度で終了
注射をむけられるのはやっぱり怖い
視界に注射の針が見えるのは、なかなかの恐怖です。
眉間・眉毛付近のボトックス注射は少し痛みを感じました。
薬剤が皮膚に入って押し広げられていく感じ……と例えればいいでしょうか(笑)
ヒアルロン酸は、マイクロカニューレというものを使って注射するのが、最近は一般的?(オプション料金としているところもある)ので、自分が思っていたほど痛くなかったですね。
今回は私は入れてないですが、額のヒアルロン酸注射は痛いと聞きます。
仕上がりはとても良好!
ヒアルロン酸はもう、入れたら結果がすぐに分かります。
言い方は悪いですが、詰め物なので(笑)
へこんでいたゴルゴ線が持ち上がって、全然と言っていいほど目立たなくなりました。
老け込んだ顔というより、疲れてそうな顔に見えなくなったのが、何よりうれしいです。
鏡を見るたびに、ああ、変わった!と実感できるんですよね(^^
一方、ボトックスは、すぐには効果が現れません。
数日後から薬剤が効き始めて、1~2週間でピークになるんですね。

眉間は割と効果が現れるのが早くて、私は施術の翌日には、力が入れにくくなっているのを実感。
3日もたてば完全に力が入れられなくなり、顔をしかめようとすればなぜか鼻の穴に力が入ります(笑)
目尻は効き始めるのが少し遅めで、4日目以降から力を入れにくいかな、という感じです。
無理やり目を閉じると、まぶたがピクピクします。
料金はズバリ、30万超えました

はい、高いですね(笑)
私も、見積もりを出されたときはビックリしました(^^;
ヒアルロン酸→22万円がキャンペーンで15万4千円に。
ボトックス→13万円
ざっと、他院でやる2~2.5倍くらいでしょうか。
たった1ccでこの値段……と思ったヒアルロン酸ですが、1度入れたら2年ほど持つものだったので悪くないかな、と思ったんですよね。
半年しか持たないというならまた話は別ですが。
なぜこんなに割高かというと、実は注入療法で有名な先生の元で行ったからです。
先生達を教える立場にいる先生、といったほうがイメージしやすいですかね。
ある程度、私も相場を調べてからカウンセリングに向かったとはいえ、ヒアルロン酸ってこんなに高かったけっけ??って二度見するほど。
とはいえ、技術料と安心料に投資したと思うことにしています。
ヒアルロン酸とボトックスは、施術者の技術とセンスが非常に大事な分野なんですね。
よくあるような、1℃でも、1ミリでもズレると全てが変わる、みたいな職人技と同じようなものだと思ってください。
どんなにいい製剤を使っても、それを使いこなす人によって仕上がりがまるで違うんですよね。
数ある美容医療の中でも値段で選ばない方がいい(安いからで選ぶと後悔しやすい)部類だと私は思っています。
けれども、30万は高いですね(笑)
ただ、こんな強気な値段設定でも、患者さんは来ているんですから、相当信頼されている先生なんだと思います(^^
リスクも当然あります
どんな治療も、リスクなしの魔法のようなものではないんですよね。
まずは、ヒアルロン酸のリスクから。
- 血管に入ると、失明や皮膚の壊死
- 顔に入れすぎるとパンパンになって不自然
失明は、本当に起こったらクリニックの信用レベルに関わることなので、ほとんどないと思いますが、解剖学に詳しい先生に施術してもらうのが安心ですね。
ヒアルロン酸はもし、入れすぎたとしてもヒアルロン酸を溶かす薬剤があるので、ある程度やり直しが 効きます。
ただ、それもキレイに溶けてくれるとは限らないので、「どうせ修正できるから」という気持ちでいると、ボコボコになったりします。
ボトックスのリスクは日常生活に直結する
ボトックスも、その人の筋肉の動かし方やクセを見極めて打たないと、失敗してしまう非常に繊細な施術です。
- 筋肉を抑制する=力が入らないため、表情が不自然になることがある
- やりすぎや効き過ぎた場合でも、ボトックスの効きを弱める薬がないため、時間が経つのを待つしかない
ボトックスは、気に入らなかったら追加はできても、元に戻すのは、時間しか解決手段がありません。
そのため、やりすぎて表情が固まる、目が開けにくくなってしまった、となれば日常生活が苦痛になってしまう期間が数ヶ月続くことになります。
実際に感じた違和感
固いヒアルロン酸は、やはり触ると、異物感を感じました。
ゴムボールみたいなものが入っているみたいで、徐々に肌になじむとはいえ、最初は慣れないですね。
他にも笑うと、異物感を頬に感じるのが数日間ありました。
ボトックスが効き始める時は、力を入れると顔がピクピクしますね。
それを過ぎれば、シワを作ろうと思っても作れなくなります。
それでも世界中の人が顔に注射している
先ほどの説明で、なかなか怖いリスクがあるな~と思った人もいるはずです。
それなのに、今日でも毎日のようにクリックで行われているのは、メリットの方が大きいから。
先生達も、本当の意味でのコスパ(費用に対してちゃんと効果があるか)は、特にボトックスを挙げられます。
なんとなく~?ではなく、誰でもほぼ確実に効果が分かるからなんですよね。
ボトックスでケアし続けた人の若々しさを証明する論文なども発表されており、その有効性はお墨付きです。
↑検索すると、双子の顔の違いに驚きます。
若返ることは難しくても、老化のスピードをゆっくりにすることは可能な時代なんです(^^