teaです。
冬は乾燥が気になる季節のため、保湿メインのスキンケアになりがちですよね。
でも、 紫外線の少ないこの時期だからこそ、少しだけ”攻めた”スキンケアができるのです。
保湿=肌を保護する、なら、攻めのスキンケアは「肌に負荷を与えて再生をうながす」ということになります。
さらなる美肌を目指すため、この冬、最強の美肌剤をゲットしに行きました。
その名も「トレチノイン」。
高価な化粧品よりよっぽど優秀なので、ぜひ冬のスキンケアに取り入れてみてください。
トレチノインはビタミンAのこと
トレチノインはビタミンAの仲間です。
肌のターンオーバを強力に促進させたり、肌のコラーゲン生成や皮脂分泌を抑える働きがあります。
ビタミンAに他の物質がくっついているため、トレチノインは厳密には 「ビタミンA誘導体」 と呼ばれていますが、ただのビタミンAより50~100倍の効果があります。
日本人にとっては、たった0.1%の濃度であっても、安全に使用できる上限ギリギリであるくらい、刺激が強いんです。
この強力な作用により、トレチノインなくして美肌は叶えられないと言われるほど、非常に有名な成分になっています。
- ニキビ改善
- シミ、シワ改善
- 色素沈着改善
- 皮脂分泌の抑制
- キメ細かくなる
- ハリが出る
数ヶ月で一皮むけたような美肌になる
ここ1ヶ月おでこのニキビひどくて、皮膚科で処方してもらったトレチノイン塗ってたらニキビが収まるだけでなく肌綺麗になった気がする
— サラ右衛門 (@tiad0born9) 2019年6月6日
この写真だとわかりづらいけど、おでこの色素沈着まだ残ってるからまたレーザーやろうか検討中 pic.twitter.com/BXjm9MQe2T
化粧品と違って、 2~3ヶ月ほどトレチノインを使えば、目に見えて効果が現れます。
小さなシミ・シワ程度であれば、ほとんど目立たなくなってしまうほど。
この効果ゆえに、トレチノインは別名「肌の若返りの薬」とも言われています。
トレチノインと一緒に「ハイドロキノン」という美白剤を使えば、より効率的にシミや色素沈着を改善できるんですね。
もちろん、大きくて濃いシミには、シミ取りレーザーで一発かまして、ポロッと取るのが早いです。
しかし、薄いシミにはレーザーも反応が悪いので、そういうときにはこのトレチノインが心強い味方となります(^^
化粧品にはあまり期待しないほうが良い
正直、数ヶ月でここまでの結果を出す成分は、今の所、トレチノインを始めとする「ビタミンA」ぐらいしかないと言われているんですね。
化粧品の業界ではいくつも新しい成分が発見されていたりしますが、そもそも化粧品は「人体に対する作用が緩和なもの」と定義されています。
つまり、肌への作用が穏やかであることが絶対条件なのです。
化粧品がトレチノインよりも効果を出すことは、日本の法律上、ほぼほぼ不可能なんですね。
期待して買ったけど、効果はいつもなんとなく…?なのは、このためです。
トレチノインは皮膚科で処方してもらおう
トレチノインを手に入れるには、皮膚科もしくは”美容皮膚科”とある病院・クリニックであれば、だいたい取り扱っています。
病気でもなんでもないのに処方してもらえるの?と思うかもしれませんが、案外、処方してもらえますよ。
今回、私は0.0125%のトレチノインを処方してもらいました。

中身は黄色いジェル状のもの。
病院によって、チューブの入れ物だったり、軟膏タイプやクリームタイプなど様々です。
内容量に関しては、どこも5gで処方しているのが一般的ですね。
ちなみに、5gってこのぐらいです▼

まぁ…、小さいです(笑)
私も、最初にもらった時はびっくりしましたから(^^;
そもそも、トレチノインはピンポイント使用&使用期限が短いことから、大量に処方することはほとんどないんですよ。
古くなってきたら、また新しいものをもらいに行く必要があります。
私のトレチノインプラン
今回は、ハイドロキノン無しのトレチノインのみでやっていきます。
- 使用期限は1~2ヶ月 (冷蔵保管)
- 期限が過ぎたら新しいものを
- 1日1回、夜のみ塗布
- 4週間後に、肌の状態を再診
- 2~3ヶ月で、一旦使用をやめる
上記は一例ですので、担当の医師の説明に必ず従ってくださいね。
気になる部分にピンポイント塗り

トレチノインは綿棒を使って塗ります。
私はうっすら出てきたほうれい線と、ベタつきが気になる鼻にしてみました。
これに限らず、自分の気になる部分(頬のシミや目尻のシワなど)でOKです。
最初はレチノイド反応がどれくらい出るかわからないので、薄めに塗るのが良しです。
2~3日、遅くても1週間すれば、皮がむけてきたりします。
トレチノインを浸透させるため、洗顔後、すぐに塗るかもしくは、化粧水の後など、スキンケアの早めの段階で塗ると、効果が現れやすいですね。
私は、このやりかたで1ヶ月、チャレンジしてみます。
4週間後に、また病院に行って、濃度を上げるか継続するかなどの方針を決めていきますね。
赤みとかゆみを乗り越えれば最強の薬
トレチノインの最大とも言えるデメリットは、レチノイド反応(通称:A反応)です。
これに挫折して、トレチノイン治療をやめてしまう人も多いんですよね。
レチノイド反応とは、ビタミンAによって肌に赤みやかゆみ、皮むけや乾燥などが起こる反応です。
すごい時はここまで皮むけします▼
ゼオスキンスタートから37日目。病院のトレチノイン5g6000円で高いから、エーレット入手。先週末から落ち着いてた皮むけ再始動!口回りのたるみが減少。ちなアラフィフです。 pic.twitter.com/IdjAZ51cAC
— UandI (@UandI09834075) 2019年11月21日
高濃度のトレチノインをいきなり使い始めると、特に強い反応が起こりやすいです。
少しずつ濃度を上げていくなどして、肌がたくさんのビタミンAを受け入れられるようになると、徐々にこのレチノイド反応もおさまっていきます。
ちなみに、レチノイド反応はアレルギー反応ではないので、安心してくださいね。
トレチノインもビタミンAも、元々人間の体にあるものなので、アレルギーは起こらないのです。
夏のトレチノインは控えよう
医師と相談すれば、可能かもしれませんがリスクが大きいので、やめておいたほうがいいです。
トレチノインによって皮がむけた肌は紫外線にとても弱い状態です。
夏の強い紫外線が当たれば、色素沈着が起こったり、かえってシミが濃くなるなどの危険性があります。
また、顔が皮だらけになることも多く、隠すためのマスクは必須です。
夏にマスクなんて、暑苦しいですもんね。
そうなると、紫外線も少なく、マスクをしても不自然に見られない冬の季節が、トレチノイン治療に適しているわけです。
ということで、攻めの美肌づくりは冬にこっそりと行いましょう(^^