teaです。
皮膚のアンチエイジング、肌荒れ、くま、毛穴やニキビまで幅広くケアしてくれる、レチノール(ビタミンA)。
その効果は、美容レーザー級ともいわれているほどです。
2017年には、レチノールが「シワやたるみを改善する効果がある」として、厚生労働省から承認されました(^^
予防ではなく”改善”ですので、かなり有効性のある成分です。
ビタミンAによる実際の肌改善がこちら▼
毛穴が目立なくなっているほか、肌にツヤとハリが出ていますよね。
透明感も増していて、なめらかさが復活しています。
このように、レチノールコスメを使うと、肌の若返りを目指すことが可能になるんですね(^^
そんなレチノールですが、中には配合されているだけで、自分の手元に渡る頃には全く効果がなくなっているんじゃないか、という怪しい商品も存在します。
美肌になりたい人たちにとって、レチノールは夢のような成分ですが、それだけ注意点もあるんです。
今回は、そんなレチノールクリームの選び方についてお話していこうと思います。
アルミ製の密閉容器に入ったもの選ぶ
レチノールクリームはアルミチューブなどの密閉容器に入ったものを選びましょう。
なぜなら、レチノールは非常にデリケートな物質だからです。
レチノールの特徴
- 熱に弱い
- 光に弱い
- 酸素に弱い
レチノールは放って置くと、どんどん成分が分解されていくんですね。
ものによっては、使い終わる頃には分解されつくして、ただの保湿クリームになっていることも。
普通の化粧品容器では、光や酸素に無防備ですから、レチノールは簡単に効果を失ってしまいます。
これでは、ただレチノールを”入れただけ”のクリームです。
化粧品でも医薬品でも、中身の安定性を求められる場合には、このアルミチューブが最も適しているといわれているんですね。
つまり、熱・光・酸素に弱いレチノールは、常に新鮮な状態を保てる、このようなアルミの密閉容器に入れるのが、本来はベストなんです。
ジャー容器に入ったものはほぼ効果なし
クリームの化粧品容器でよくみられる、このジャー容器。
しかし、レチノールクリームの化粧品を選ぶ際は「密閉性」を重視するべきです。
こんな容器はNG!
- 透明な容器
- 蓋が大きい
- 空気に触れる範囲が広い
このような容器に入っているレチノールクリームを選んだとしても、レチノールが全て分解して効果が無くなっている場合も多く、あまりおすすめすることはできません。
もしかしたら、使い始めの頃はまだレチノールが生き残っているかもしれませんが、密閉容器のものよりも劣化が激しいことは確実です。
不安定なレチノールが、空気や光に無防備な容器に入っている時点で、効果はたかがしれていると思ったほうが良さげですね。
使用期限のあるものを選ぶ
レチノール化粧品は、薬と同じく使用期限のあるものを選ぶと安心です。
しかし、日本では多くの化粧品に、使用期限や製造日が記載されていません。
その理由は、法律により、未開封の状態で3年以上品質が保持される化粧品については、製造日も使用期限も表示しなくてよいことになっているからです。
あなたも、食品の賞味期限は見たことがあっても、化粧品の使用期限はあまり見たことがないですよね。
でも、レチノールは非常に壊れやすい物質です。
3年以上品質が保てたとしても、3年以内に品質が何かしら変わる可能性のほうが高いですよね。
ましてやジャー容器に入っていて、期限も書いていない商品は、冷静に考えてみるとかなり怪しいわけです。
中身が新鮮かどうか、きちんと確認できる商品を選びましょう。
ちなみに、外国産のレチノールクリームでは、開封後の使用期限も記載されていることがあります。
参考記事海外化粧品の使用期限チェック方法
今愛用しているのは、レダミックRエッセンス
私が使用しているのは、ラロッシュポゼから発売されている、敏感肌用のレチノールクリームです。
ポイントは以下の3つ。
- シワに効果があると学会での報告がある
- 皮膚科でも取り扱いが多い
- 市販の化粧品でありながらそこそこの強さ
いつものスキンケアに、これを一本追加するだけで、割と美肌に近づくのではないかと思いますね(^^
学会で発表された実績あり
レダミックRエッセンスは、抗加齢医学会により目尻のシワへの効果があるという報告が出されたクリームでもあるんです。
当院でも取扱いしているアイクリームのひとつ、ラロッシュポゼのレダミックRアイクリームが目尻のシワに効果があるとの評価が学会で発表されていました。
目尻にシワのある女性20名が、1日2回朝晩、8週間、レダミックRアイクリームを使用し評価したところ、目尻のシワの著明な改善が25%、中等度の改善が30%、軽度の改善が35%にみられたそうです。
顕著~軽度な改善まで合わせると、約90%が何かしらシワに変化を感じているという結果が出ています。
アイクリームでこれだけ変化があるのは、なかなかではないでしょうか。
ちなみにいうと、レダミックRエッセンスを目元用にマイルドにしたのが、このレダミックRアイクリームなので、エッセンスのほうが強力です。
皮膚科でも取り扱いが多い
ラロッシュポゼのレチノールクリームは、皮膚科を始めとする多くのクリニックですすめられているんですね。
ドクター自身が愛用しているのも見かけるほどです。
ラロッシュポゼというブランド自体が、世界中の皮膚科医に認められているので、信頼性が高いのも理由の1つなんでしょうね。
市販の化粧品でありながら、そこそこの濃度
レダミックRエッセンスは、「敏感肌用」とはありますが、刺激は思ったよりも強めです。
実際に、私では使いはじめて2日目には、皮向けやピリピリといったA反応が出ました。
肌が荒れてしまう人は、一日置きの使用でもいいぐらいです。
市販の化粧品でここまで反応が出ることはなかなかなかったので、さすが世界的ブランドだな、と実感(^^
いずれにしても、日焼け止めと乾燥しやすくなるので、保湿クリームは必須です。