teaです。
先日、私は第11回の化粧品検定を受けてきました。
1級と2級の同時併願をし、見事合格。
仕事をしながらの勉強で、3ヶ月間頑張りました。
問題集も買わず、対策セミナーなどにも行っていないので、完全独学による突破です。
きちんと勉強すれば、誰でも合格を目指せる資格だと思うので、美に興味がある人は、ぜひチャレンジしてみてください(^^
この記事では、独学でも合格を狙うための勉強方法や、対策すべきポイント、一発合格のためのコツなどを解説していきます。
※美容関連の資格取得を目指すなら、「美肌検定」という資格もおすすめです▼
化粧品検定とは?
日本化粧品検定は、化粧品を正しく使うための知識や、化粧品についてのスペシャリストを育成するための検定であり、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目指しています。
多くの化粧品メーカーをはじめ、美容室やエステ、ネイルサロンなどでは社員教育として、この検定が活用されているほどなんです。
受験者は2018年にのべ36万人を突破。
業界最大規模の検定です。
この検定に合格すると、化粧品や美容に関する知識が増えるだけでなく、友人へのアドバイスや仕事での接客に自信や説得力も増して、より美容が楽しくなります(^^
さらに、2019年の2月には化粧品検定が”文部科学省後援事業”に認定。
これは、化粧品・美容の知識に関する検定では初めてのことなんですね。
化粧品や美容について純粋に学びたいという学習需要が高まっていることや、学校教育や企業教育として活用機会が広がっていることなどが理由と考えられています。
美のスペシャリスト達が化粧品検定を監修
化粧品検定の内容は、美容皮膚科学、化粧品の基礎知識、法律など各分野40名以上の専門家によって出来上がっています。
そのため、化粧品・美容に関する膨大な情報の中でも、根拠を基づいた正しい知識を学ぶことができるんですね。
さらに、化粧品検定の公式テキストは、試験が終わっても、手元に置いて化粧品の専門書として使えるんです。
私もすぐ読み返せるようにしていて、2級・3級のテキストはメイクやスキンケアの参考本、1級は化粧品成分の確認や処方ルールなどの法律関係の確認で読み返しています。
受験者の5割が化粧品・美容関連の人
化粧品検定を受けている人は、美容業界の人が半数以上を占めています。
その他にも、化粧品や美容業界への就業や転職を目指す「学生」や「主婦」にも受験者数は多いようです。
最も多い年代は20代~30代。
上には60代以上の受験者もいます。
男女比は約9:1ですね。
女性の方がまだまだ多いですが、男性の受験者も年々増えています。
実際に、私が受けたときも、何人もの男性受験者を見かけましたよ(^^
試験日程 | 年2回(5月、11月)、3級はWEBにて随時 |
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試験会場 | 東京、大阪、名古屋、福岡、札幌など |
受験資格 | どなたでも受験可能 |
受験料 | 1級・12,960円(税込) |
2級・6,480円(税込) | |
試験級 | 1~3級(併願可能・何級からでも受験可能) |
試験時間 | 1級60分・2級50分・3級20分 |
試験方法 | マークシート方式・60問(1級・2級) |
WEB受験・20問(3級) | |
合格基準 | 正答率70%(1級・2級)・正答率80%(3級) |
気になる合格率は6割前後
化粧品検定の合格率は、1級65.4%・2級62.8% (※第10回)
半数近くの人は受かっているわけですが、逆に4割の人は落ちているんですよね。
受験にかかる費用は以下の通り。
1級 | 12,960円(税込) |
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2級 | 6,480円(税込) |
3級 | 無料(WEB受験) |
1級テキスト | 1,944円(税込) |
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2級・3級テキスト | 1,836円(税込) |
1級問題集 | 2,052円(税込) |
2級問題集 | 1,728円(税込) |
1級の受験料は2級の2倍近くになります。
これは、何が何でも一発合格を目指したいところですよね。
1級合格後はコスメコンシェルジュを目指せる
化粧品検定1級合格後は、さらに上の「コスメコンシェルジュ」という資格をとることも可能です。
”あらゆる肌悩みに対して最適な化粧品を選びだせるプロフェッショナル”として、
- 新作コスメ発表会やセミナーへの参加優遇
- TVや雑誌などのメディア出演依頼
- コスメコンシェルジュ限定の求人
など、様々なサポートや特典が用意されているんですね。
1級より様々な活躍の場が用意されているので、よりステップアップしたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
実際の試験の感想
個人的には、1級・2級ともにスラスラ解けました!
「テキストの隅っこのほうの問題も出るぞ!」
とはネットのうわさで聞いていたので、必死こいて勉強しましたが、思ったほど難しく感じませんでしたね。
それでも、1級の方はさすがに、受験する前はドキドキが止まりませんでした(^^;
緊張はしていたものの、全くわからなかったものは1問・2問程度です。
化粧品検定は、人によって難易度の感じ方は様々なようですね。
実際に、試験に落ちてしまった人も意外と見かけます。
昨日の事ですが化粧品検定終わりました〜!
問題文より難しいって話聞きましたがそうでもなく、しっかりと解けました!
1ヶ月後が楽しみ…!
— 蒸し焼き (@musiyaki1109) 2018年11月26日
昨日は日本化粧品検定1級を受けてきました♡ ばっちり覚えた場所がでなかったり、見落としていた細かい所が出題されていたりして後悔と反省。
試験は終わりましたが復習してしっかり覚え直そうと思います。
なんとか受かってますように(*^^*)— えびるぃ♪ (@ebirui) 2018年11月26日
問題文がちょっとむずかしめ
私は問題集を買わなかったので、実際の試験では問題の問われ方にかなり苦戦しました。
日本化粧品検定のHPには例題として、いくつか紹介されていますが、このような問題は簡単な方です。
実際は、下の文章のように長い選択問題が多く出題されます▼
次のうち、正しいものを選べ。(※実際の問題ではありません!)
- 化粧品検定は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪などをはじめ、各地方部で受験することができる
- 化粧品検定の申込みは、公式ホームページのほか、書店やコンビニからも可能である
- 化粧品検定の受験者のうち、最も多い業界は「美容業界」関係者である
- 2級・1級は正答率70%で合格だが、3級は正答率80%で合格である
一応、正解は④になります。
このように、長い文章なので、あまりゆっくり読み込んでいると時間がなくなります。
そのほか、イラスト形式の問題も出題されました。(どちらかというと2級に多め)
問題集を買って時間配分に慣れておくのも良い
試験本番に慌てたくないという人は、問題集も揃えるのがおすすめです。
問題集からも似たような問題は、いくつか出ているみたいですからね。
参考公式問題集のご案内:日本化粧品検定 ※最新版問題集は公式サイトのみの取り扱いです
私の場合は、問題集を買わなかったため、初めて見る問題文に戸惑ってしまい、2級は見直しをして時間ギリギリって感じでした。
でも、それをふまえての1級は少し余裕を持てたので良かったです。
個人的な意見としては、問題集は必須レベルかといえば、別にそうでもないのかなとは思います。
受験会場にも持参している人はいましたが、なによりサイズが大きくて、持ちにくそうだったんですよね(^^;
私のようにテキストオンリーで試験に臨んでいる人もいましたし、きちんと勉強すれば買う・買わないは問題ないかと思います。
問題集じゃなくて、”過去問”が売っていたら・・・とは思うんですよね。
化粧品検定は過去問が販売されていないどころか、試験問題などもすべて会場で回収されてしまうので、問題の出題傾向などを分析することができないんです。
ただし、化粧品検定への早期申込キャンペーンによって、過去問を手に入れることができる場合があります!
毎回行われているかはわからないので、公式サイトで確認してみてください。
公式サイト日本化粧品検定
腕時計は必ず持っていこう!
私は東京の会場「東京農業大学」で受験したのですが、試験会場には時計がありませんでした。
受験票にも、腕時計を持参してくださいと書かれていますが、忘れずに持っていってください!
化粧品検定 合格への勉強のコツ
勉強期間についてですが、
- 1級→3ヶ月前から。遅くても2ヶ月前
- 2級→2ヶ月前から。遅くても1ヶ月前
が目安になります。
2級は基礎的な部分が多い
2級の内容は、割と基本的な部分が多く、美容関係の仕事についている人であれば、簡単と感じることも多い内容です。
1日に数時間も勉強に割けるのであれば、1ヶ月前からの勉強でも間に合うと思います。
1級はより専門的で化学用語も多め
1級の内容は、化粧品の成分を中心に、
- 歴史
- 処方
- 香り
- ネイル
- 口腔
- サプリメント
- 法律
など、範囲が2級より幅広くなります。
加えて、化粧品成分の名称=化学の話も入ってくるため、暗記項目も非常に多いです。
私も相当、苦労しました・・・。今でもコリゴリです(笑)
理想的には、少なくとも3ヶ月~4ヶ月前から勉強を開始するのをおすすめします。
また、1級の出題範囲には2級の内容も含まれているため、いきなり1級から受験を考えている人は注意してください。
テキストはまんべんなく読み込む
1級・2級ともに、暗記はもちろんのこと、赤字でない部分でもしっかり記憶することが大事になってきます。
テキストの読み方
- 隅から隅までとにかく片っ端から
- イラストの図、イラストの”中”の文字も
- 「ココちゃんのコラム」「コスメの素朴な疑問」もしっかりと
- 赤シートでは隠れない部分からも出る
「単位」も甘く見てはいけません。
計算が必要になりそうなところは、計算の仕方を覚えてしっかり答えが出せるようにしておいてください。
文章を一文まるまる覚える勢いでいたほうが、合格を目指せます(^^
暗記アプリも活用してみよう!
私が1級・2級併願を3ヶ月で乗り切れたのは、公式テキストのほかに、暗記アプリがあったおかげと言っても過言ではありません。
私が使った暗記アプリは、「AnkiDroid」です。
簡単に言うと、暗記カードを作れるアプリです。
AndroidとPC版は無料で使えますが、iOSは3,000円します。
これ以外にも暗記アプリはたくさんあるのですが、暗記アプリといえばAnkiDroid、というぐらい超有名なんですね。
このアプリに暗記カードを作ることで、会社や外出先など、自宅以外で人の目を気にせずに、どこでも勉強することができます!
実際に私がAnkiDroidで作った問題▼
穴埋めタイプに設定して、回答の入力もできるようにすることが可能。
入力内容の正誤チェック機能もつけることができるので、確実に暗記できるのが魅力です。
私は1級と2級をあわせて、暗記カードが2000枚以上になりました。
これ、紙の暗記カードだったら、作るのも持ち運ぶのも大変ですよね(笑)
それを考えると、アプリで勉強するのは本当に便利だな~と思います(^^
合否通知は約1ヶ月後
受験後から1ヶ月後に、郵送で結果が届きます。
1級・2級同時併願でも、1つの封筒にまとめて届きました。
1級受験者で、合格した場合はコスメコンシェルジュへの案内パンフレットが入っていますよ!
コスメコンシェルジュになる場合には、年会費や入会費、認定プログラムを受講することで、取得することができます。
申込みをするかどうかは自由です。
現在、私はまだコスメコンシェルジュのプログラムには申し込んでおらず、化粧品検定1級のままです。
確実に合格を目指すならユーキャン!

自分ひとりでの独学は、やっぱり不安。

勉強を途中で挫折しそう・・・。
資格を取るといっても、それまでの勉強はとても大変です。
モチベーションを持ち続けるのも一苦労ですし、なによりわからない事が出てくると、やる気が無くなってしまいますよね。
そんな人にぜひ活用してほしいのが、CMでおなじみのU-CAN(ユーキャン)。
もちろん、ユーキャンにもコスメ検定として、講座が用意されているんですね。
ユーキャンに申し込むと、
- 公式テキスト2冊
- 用語集
- オリジナル問題集
- ガイドブック
など、たくさんの教材で勉強をスタートさせることができます。
もし、わからない事が出てきたら「質問サービス」を使って、気軽に質問をすることもできるんですね。
聞ける相手がいるというのは、試験勉強の上で本当に助けになります。
そのほか、スマホで学習できる「学びオンラインプラス」、本番前の総仕上げとしての添削課題でレベルチェックもできる充実っぷり。
絶対に一発合格を目指したい人は、ぜひユーキャンも活用してみてください(^^
応援しています!