teaです。
2017年11月に突然、発症してから丸3ヶ月。
症状もだいぶ落ち着いてきたので、私がやってきたことを全部ここに書いていきたいと思います。
発症してからの1ヶ月間は、炎症の強さやかゆみがピークでしたね。
2ヶ月目になって、ようやく夜中にかゆくて起きるということもなくなり、ぐっすり眠れるようになりました。
とにかく、この貨幣状湿疹とは数ヶ月単位で治していくことになります。
先週より今週はどうか?というよりも、先月より今月のはどうか?と考えたほうが、病状の治りを確認しやすいと思いますね。
不明
細菌培養検査、血液検査でも異常なし。
思い当たるのは、
・職場のメンバーが変わったこと
・冬でも熱い仕事場に異動したこと
・夏の虫刺されがなかなか治らなかった
・サプリメント
<肌のケア>
・フタアミンhiクリーム(夜1回)
・メーテクリーム(朝夜2回)
・赤色ワグラス軟膏(朝夜2回)
・ユースキンI(かゆいところに常時)
・ニュースキン エンハンサー(夜1回)
詳しい解説記事:ひどいかゆみの貨幣状湿疹。治療中に使ったクリームまとめ
<食事>
・魚や納豆、味噌汁などを食べる
・添加物が少ない食品を食べる
・塩分や味の濃い物をひかえる(主食も麺類やパン→ご飯に)
・辛い物をひかえる
・お酒を飲まない、タバコも吸わない
<日常生活>
・原因だと思うものをすべてやめる
・かゆくてもかかない
・便通改善を徹底
・汗をなるべくかかない
・ストレスをためない、落ち込まない←結構大事。絶対治ると信じる!
<お風呂>
・長湯しない、湯船につからない
・シャワーの温度はぬるめ
・お風呂上りは冷水シャワーでしめる
・ボディソープを薬用抗菌石鹸に(コラージュフルフル)
<ステロイド>
・マイザー軟膏0.05%
・ダイアコート軟膏0.05%
炎症のひどい部分は、迷うことなく塗る
内服のステロイドも処方されましたが、飲んでいません
この記事は、1ヶ月ごとの時系列に分けて、病状や対処法を書いてあります。
とても長い記事ですが、3ヶ月の間にやったことは上の赤い枠にすべてまとめています。
1ヶ月目。とにかくこの時期がつらい
最初の1ヶ月は、ハッキリ言って地獄でした。
湿疹は体中に広がり、かゆみはおさまらず、病院も何カ所も受診したので、精神的にきつかったですね。
夜に眠れないのと、お風呂に入るのが本当につらかったです。
ここの項目が一番書いてあることが、長めです。
湿疹の経緯と病院
最初は、ダニによる湿疹だと思ったんです。
太ももに、かゆくて赤い湿疹が2つ並びにあったので。
しかし、ふくらはぎにどんどん広がっていくので1週間後くらいにかかりつけ病院へ。
処方された薬はエピナスチン、マイザー軟膏0.05%。
ところが、10日分出されたのにもかかわらず、7日間経っても変化なし。
この頃には、腕→二の腕と腕全体にまで広がっていました。
どんどん悪化していく自分の身体に焦り、ネットをたくさん歩き回ったところ、漢方がよさそうだという情報を見かけたので、病院を変更。
前の病院は、診察5分という超あっさりで終わってしまったのに対し、次に訪れた漢方屋では30分以上も診察してくれたんですね。
処方してくれる漢方は全部試飲させてくれました。
「必ず良くなりますからね」と最後に笑顔で声をかけてくれた時は、泣きそうになったのと同時に、非常に心強かったです。
漢方の先生いわく、ダニが原因でないのは確か。
私の仕事場が暑いため、汗が傷口に沁みて治りにくくなっている可能性もあるといわれ、食生活の改善も指導されました。
1回目に処方された漢方(風痒湯顆粒、桂枝加黄耆湯)を7日分飲みきります。
しかし、かゆみは軽減されず、あまり効果が感じられませんでした。
処方を変えてもらって、2回目にもらった漢方(小柴胡湯、越婢加朮湯)では、味が全然苦くなく、越婢加朮湯は甘く感じたんですね。
でも、やっぱり治る気配がなかったので、途中で別の皮膚科専門医に駆け込みました。
本当はいけないんですけどね。
この時点で、手の甲まで広がっていました。
ここまでで、最初に発症してから1ヶ月ほどでしたが、感覚的には何ヶ月も経っているような、とにかく焦っていた精神状態だったのを覚えています。
原因がとにかく知りたかったため、駆け込んだ皮膚科専門医では、薬を処方してもらおうというより、検査目的で受診しました。
細菌培養検査や血液検査を行ったんです。
その結果、タムシなどによるものでもなく、血液の値も正常で、内臓が関係してくる湿疹でもない。
やっぱり原因不明だと言われたんですね。
結局薬も出されてしまい、アレロック、セフジニルカプセル100mg、ミヤBM細粒、ダイアコート軟膏0.05%、リドメックスコーワクリーム0.3%を処方されました。
ステロイドをあまり使いたくなかったのですが、漢方でもダメならもうどうしようもないと思い、体のあらゆるところにかなり付けました。
処方された抗生物質(セフジニル)を飲んだこともあってか、その翌日か翌々日には黄色いかさぶた下の皮膚がただれずに、新しい皮膚になっていたんですね。
ステロイドを付けていないところも何カ所かあったので、もしや効いたのかな?って思ったのですが、皮膚科にもう一度行くと、治りきっていないということで、内服ステロイド(プレドニン)を処方されんです。
けど、私は飲みませんでした。
その皮膚科もそれ以来行っていません。
検査ができれば十分だったので。
自分の治癒力でなんとか治したかったので、代わりに残っていた漢方を飲んでいました。
その頃(1ヶ月半)には、ようやくかゆみも落ち着き、回復の兆しが見えていましたね。
<病院は3カ所>
かかりつけ医→漢方→皮膚科専門医
<処方された薬>
エピナスチン、マイザー軟膏0.05%
↓
風痒湯顆粒、桂枝加黄耆湯
↓
小柴胡湯、越婢加朮湯
↓
・アレロック
・セフジニルカプセル100mg
・ミヤBM細粒ダイアコート軟膏0.05%
・リドメックスコーワクリーム0.3%
<湿疹の広がり>
太もも→ふくらはぎ→腕→二の腕→手の甲
※顔と背中には広がらず
1ヶ月目の肌のケア
湿疹が最初にできた頃、家にはワセリンと尿素入りクリームしかありませんでした。
他にも保湿クリームは持っていたのですが、香料などの添加物が入っていて、とても湿疹で荒れた肌に使えるようなものではなかったんです。
ただ、ワセリンはベタつくし、尿素が入っていると、とても肌に沁みるんですね。
そこで、エンハンサーを購入し、お風呂上りに使っていました。
Nu Skin社から販売している保湿ジェルです。
ミントの香りがしますが、歯磨き粉の匂いといえば想像しやすいでしょうか(^^;
とにかく全身にたっぷり塗っていました。
スースーするので、少しかゆみの紛らわしになります。
もう少し早く買えばよかったと思ったのが、かゆみどめのユースキンI。
かゆみどめは、貨幣状湿疹の患者には必須レベルだと思います。
これを買う前までは、夜中にかゆくて起きては保冷剤を当てて肌を冷やし、なんとかかゆみをしのいでいました。
かゆいときは常に塗り、仕事場にも持っていくほど手放せなかったです。
ステロイドについては塗ったり塗らなかったりと、あまり良くない使い方をしていました。
しかし、ダイアコートいう最強ランクのステロイドを処方されたときは、思い切って1日2回を1週間塗りました。
浸出液については、拭き取ったりせずそのまま乾燥させて固めたほうがいいです。
キズパワーパッドや普通の絆創膏を使うと余計に悪化、かぶれるのでやめたほうがいいですね。
つらくて貼りたい気持ちもわかりますが、実際に私もかぶれて悲惨なことになりましたから。
ただ、仕事でどうしても動かなければならず、服の繊維とこすれて痛かった時は、一時しのぎとして「注射用保護パッド メディパッチ」を使っていました。
日常生活編
漢方の先生からの指導もあり、食生活を改善しました。
パンや麺類→ご飯に変えて、なるべく塩分を取らない。味が濃いものはもちろん、辛い物もひかえるように心がけました。
お酒やタバコは絶対NGです。
付き合いで飲み会に参加してしまったのですが、夜中恐ろしいぐらいのひどいかゆみに見まわれました。
アルコールやニコチンを摂取すると、それを分解しなくてはならないため、体が肌を再生するほうに専念できないのです。結果、治りが悪くなります。
あとは、便通を良くすれば治りやすいと聞いたので腸活にも挑戦。
毒素の75%は便から出ていくとのこと。
貨幣状湿疹の原因物質を早く外に追い出すためには、便通を良くするしかないと思い、乳酸菌サプリメントや腸もみなどを行いました。
服はなるべく綿100%のものを。
タイツは絶対にはかない方がいいです。
一回、私ははいてしまって、浸出液がタイツの糸の上で固まり、脱ぐときにすべて剥がれ落ちて、体中ただれた肌になってしまったのを覚えています(^^;
お風呂については、お風呂上りが一番かゆみのピーク。
黄色いかさぶたが、お風呂に入ることによって全部はがれ、ただれた肌が露出するんですね。
湯船には入らず、シャワーだけで過ごした日々が数週間続きました。
シャワーの温度も低めに設定し、ボディソープを石鹸へ。タオルで洗わず、全身を手で優しく洗いました。
最後は冷水シャワーで肌をしめて、エンハンサーを全身に塗っていた感じです。
2ヶ月目。かゆみも徐々におさまり肌の修復に専念
この頃になると、飲み薬はもう飲んでいなくて、塗り薬のステロイドだけ手元にありました。
しかし、ずっと頼っているわけにもいかないので、ステロイドが入っていないクリームで肌をケアしていくことに。
エンハンサーは使い終わっていたので、使ったクリームは
- フタアミンhiクリーム
- メーテクリーム
- 赤色ワグラス軟膏
- ユースキンI
使い方としては、症状が軽い所にフタアミンクリームを。
ひどい所は、メーテクリーム+赤色ワグラス軟膏。
かゆい所は、ユースキンを常に塗っていました。
これらについての詳しい記事はこちらに書いてあります→ひどいかゆみの貨幣状湿疹。治療中に使ったクリームまとめ
そのほか、抗生物質で皮膚がいくらか改善したのを見て、ボディソープを変えました。
コラージュフルフルという薬用抗菌石鹸。(公式サイト)
皮膚の症状の変化としては、1ヶ月目と比べて、湿疹が広がらず、大きくもならず、新しい皮膚がだんだん作られてきた感じです。
治りかけになってくると、チクチクするようなかゆみに変わります。
冬の粉拭いた肌に、服の繊維が引っ掛かってチクチクするようなあのかゆみです。
ステロイドは、ダイアコート朝夜2回→マイザー朝夜2回→マイザー夜1回→マイザー1日おきのように、強いステロイドからワンランク下のステロイドに下げ、それから頻度を落としていく感じでしたね。
生活習慣は、1ヶ月目からのを継続しつつ、食事は魚やごはん、納豆、味噌汁の和食。
この頃から、原因かもしれないと思ってやめていたサプリメントも再開。
亜鉛、オメガ3、ラクトフェリン、乳酸菌、食物繊維、ビオチン。
どれもかゆみがひどくなることはありませんでした(私の場合)
3ヶ月目。多少再発はするものの、回復に向かう
3ヶ月目には、すっかり色素沈着に変わり、いたるところが跡だらけ。
かゆみもすっかり無くなり、お風呂も湯船に浸かれるようになりました。
ただ、ときどき跡になったところから、またプツプツしたり、水泡が出てきます。
その時は、先ほども紹介したステロイドが入っていないクリームで対処しましたが、どうしても長引くときはステロイドを1回だけ塗っていました(マイザーをお風呂上りに)。
すると、翌日辺りには赤味が引いているんですよね。
さすがステロイドだな~と実感。
腕の色素沈着は薄くなるのが早い傾向。足はだいぶかかる印象ですね。
ターンオーバーや炎症の深さとも関係があるとは思いますが、跡消し(シミ消し?)を頑張るしかありません。
まとめ。貨幣状湿疹を発症してからのこれから
人生で初めて全身に広がっていく湿疹を経験し、自分の生活を改めて見直すキッカケにもなりました。
早く治したいという気持ちが強くて、とにかくネットで調べまくり、病院から処方される薬も念入りに調べたぐらいです。
貨幣状湿疹は原因が不明なことが多いとか、難治性だとか、自家感作性皮膚炎に発展するだので本当に不安しかありません。
そんな中、以下の3つのサイトには特に参考になりました。
参考サイト
ヒートテック湿疹にある写真と、こちらのサイトにある写真(図1)はまさに、私の症状そのもの。
ちなみに私が図1までひどくなってしまった原因は絆創膏です。
この状態だと、皮膚は固くなり浸出液もどんどん出てくる。そして、痛い。
さすがに、自分の治癒力だけでは回復が追い付かないのでステロイドをぬりました。
とにかく炎症を取らないことには、ますますひどくなるからです。
当然ですが、かゆいからって掻いてはダメですね。
いつの間にか、掻いた部分にもどんどん広がります。
かゆかったらユースキンIなどのかゆみ止めを塗ってください。
浸出液で固まった黄色いかさぶたの下で、新しい皮膚ができてくれば回復も見えてくるのですが、それまでがつらくて長いんですね。
かゆみもなかなか収まりませんし、実際私は抗アレルギー薬を2種類処方されてもまったく効きませんでしたから。
数か月かかる長期戦ですが、必ず良くなるので諦めないでほしいと思います。