teaです。
きれいなノートを書けるようになりたい!と思う人がたくさんいるようなので、私なりにノート作りについて解説してみますね。
多くの人が、自分はきれいなノートなんて書けないと思い込んでいます。
頭のいい人にしか作れないというイメージがありますからね。なぜか、勝手に。
でも実は、そんなことないんですよ。
勉強ができない人でも、きれいなノートは書けます。
ノート作りのポイントさえ押さえれば、誰でもできるんです。
しかし!
しかしですね、ここで注意してもらいたいことがあります。
私はあなたにただの「きれいなノート」を書いてほしいとは思いません。
ノートはきれいで見やすければそれでいいのでしょうか?
違いますよね。
試験に出る部分や、覚えるべき重要な所がノートに書いていなければ、意味がありません。
不要なものばかり書かれたノートは、見ていても時間の無駄ですし、そのようなノートを作っている時間も無駄です。
大事な要点をまとめたノート作りを目指してください。
私が思うきれいなノートとは、勉強で大事な要点をぱっと見ただけで理解できるノートです。
正直に言って、見やすさだけなら誰でもできるんです。
文字を大きく書いたり、赤字にしたり、蛍光ペンを使って目立つようにする。イラストを書いてみるなど・・・。
これらは、そんなに難しいことではありません。
難しいのは、ノートに書くべき要点はなんなのかということです。
勉強が苦手な人は、その教科・試験にとってなにが・どこが重要なのかがわかっていません。
だから書くべき要点がわからずどれもこれも重要だと思い、あれこれ書いてしまうのです。
よーく考えれば、大事なところってかなり絞られてきます。
電話で伝言を頼まれた際、メモすることってたくさんありますか?
時間・場所・持ち物など大事な部分だけ書ければOKですよね。
ノートも同じなんですよ。
ただ、勉強になると途端になにが要点なのか、わからなくなってしまうんです。
仕方ありません。みんなが難しいと思うところですから。
勉強ができる人は、ノートに書くべき要点がわかっている人です。
それさえわかれば、勉強が苦手な人であろうと誰でもあっという間にきれいなノートが書けてしまいます。
もう一度言いますが、見た目だけがきれいで大事な要点が何も書かれていない、ただのきれいなノートは書かなくていいです。
見やすさなんて二の次です。書いてある内容が重要です!
せっかく労力をかけてノート作りをするなら、成績UPにつながるノートを作ってほしいと思います。
そのノート作りの方法をこれから解説します。
きれいなノート作りに頭の良い・悪いは関係ありません。
いかに要点をぱっと見ただけで理解できるノートを作れるか、それだけです。
勉強の理解度がまるで違うノートの作り方
勉強の理解度を高めたければ、ノートを大いに活用することです。
それには授業で普段使っているノートとは別に、もう一冊ノートを用意します。
要点をまとめる専用ノートです。
普段のノートは、この専用ノートにまとめるためのネタ帳のようなものです。
なので自分で重要だと思ったことは、授業中で1つも漏れの無いようたくさん書きましょう。
ここでたくさん書かないと専用ノートのまとめやすさや、内容の濃さに影響します。
家に帰ったら、教科書と普段のノートを使ってまとめていきます。
なるべくその日のうちに、要点を専用ノートに書いてしまいましょう。
日が経てば経つほど、覚えた内容は忘れていきます。
- 専用ノートを作る
- 授業中に大事な部分をとにかくたくさんメモる
- その日のうちに専用ノートにまとめる(教科書と普段のノートを使って)
それでは、教科ごとに解説していきます。
英語
英文法の書くべき要点は、文法の使い方です。
例えば、助動詞なら助動詞+動詞の原型が基本的な形ですね。これを必ず書きます。
次に英文法が表す意味。
これを理解しておかないと日本語に訳せませんよね。
この2つを最低限書きます。
例文も書いておくと、使い方のイメージがわきやすくなりますよ。
日本語訳は、初めのうちは書くようにしておき、勉強が進んできたら省くようにするとノートがよりスッキリするようになります。
英文の書くべき要点は、あなたのわからなかったところです。
読めない単語があれば、その意味を調べて書きます。訳せなかった文法も同じです。
単語・文法ごとに色を使い分けて書き込んでいくとよいでしょう。
英文はなるべく全文書くようにすると、ライティングの力(書く力)がつきます。
一行ずつあけて書き、そのあけた行に日本語訳を書き入れます。
日本語訳は、すべて書かずにわからなかった部分のみです。
数学
数学の書くべき要点は、問題文(公式)・途中式・短い説明文です。
途中式は、数学が苦手な人ほど細かく丁寧に書いたほうがいいです。
問題集の解答で途中式が省かれていると、どういう手順で答えになったのかを知りたいのにわからないで終わることが多いですよね。
自分のノートではきちんと解き方の手順がわかるように書きましょう。
それには途中式の横に、短い説明文を入れるとより効果的。
代入した、因数をくくりだした、2乗したなど・・・。
そうすることで、どのように解いていけばいいのか一目でわかります。
また、途中式は横に書いていかず下に書いていくようにしましょう。
=(イコール)で文頭をそろえることで見やすくなります。
国語
国語の古文・漢文の書くべき要点は現代語訳・品詞分解・文法事項です。
現代語訳は、1ページまるまる使って全文を書きましょう。画像ではサイズの都合上、1ページに古文と一緒にまとめてしまっていますが・・・(^^;
品詞分解では、品詞ごとにペンで色分けするとよいでしょう(特に助詞や助動詞)。
文法事項は○活用○○形と書いたり、係り結びの部分などをまとめます。
国語ではノートを縦に使いましょう。1~2行ごとにあけて文を書いていきます。
理科
理科の書くべき要点は、生物なら名称などの単語・イラストです。
化学や物理は計算問題が多いため問題文(公式)・途中式・短い説明文ですが、イラストも重要です。
暗記ものが多い生物では、イラストを書くだけで覚えやすさがまるで違います。モノクロで書くよりは多少色ペンを使ってカラーの方がいいでしょう。
計算問題が多めな化学や物理も、mol(物質量)、化学式は図で書くと頭に入りやすいですし、エネルギーの向きや電気の流れは図で表した方が分かりやすいです。
理科のノート作りではイラストが必須と言えるでしょう。
社会
社会の書くべき要点は、人物などの単語・イラスト・難しい用語を書きなおすことです。
地理は地形が多く出るので、色を使い分けながら図を書いていきます。地域の特徴なども箇条書きにしてまとめるとよいでしょう。
歴史では重要人物に関わる出来事や、語呂合わせなどをまとめます。
時系列を意識して書きましょう。
公民・現代社会では、ただ暗記するだけではだめで、いかに理解しているかが重要になります。難しい用語が出てきたら、徹底的に調べ簡単にわかるよう書きなおしましょう。
例えば資本主義についてあなたは説明できるでしょうか。
教科書では以下のように説明されています。
生産手段と資金を資本として持つ資産家が労働者を雇い、労働者は労働力を提供することで得た賃金で生活するようになった。こうした資本家と労働者からなる社会を資本主義社会という。
なにを言っているのかイマイチわかりにくいですよね。
これを、自分でわかりやすく書き直します。
「働かないと、生活ができなくなる社会。それが資本主義社会。」
極端にするとここまで短くできました。
ですが、大事なのは小さい子でも理解できるぐらいにわかりやすくすることです。」
見やすく書こうとするから見づらくなる
ノート作りでは、見やすく書こうとすると逆に見にくくなることが多いです。
見やすくではなく、シンプルに書くことを目指しましょう。
必要なことだけ整理して書くのです。
ほかの人に見せるのであれば見やすく書かなければいけませんが、自分だけ見るノートであればきれいに書かなくても問題ありません。
ノート作りのポイントは3つ。
- シンプルにまとめる
- タイトルをつける
- 面倒くさがらずに図やイラストを書く
あまりカラフルにせず、シンプルな色使いを心がけます。
重要な箇所は色を変える人が多いと思いますが、あれもこれも色を付けていると結局どこが重要箇所なのか、わからなくなってしまいます。
図やイラストに使う色を除いて、鉛筆の黒+2色か3色でノートを作るようにしましょう。
タイトルをつけると、何をまとめたページなのかぱっと見ただけでわかるようになります。
1ページ1タイトルの内容でまとめると、よりよいでしょう。
ごちゃごちゃ詰め込まないことが大切です。
最後に、図やイラストでまとめられそうなものは、どんどんかきましょう。
文字はきちんと読まないとなかなか頭に入らないですが、図やイラストはイメージが想像しやすく、頭にスッと入ります。
文字だけの文では脳の処理スピードが遅くなり、理解するまでに時間がかかってしまうのです。
面倒くさくても、積極的に図やイラストを書いていきましょう。
あなたのノートは教科書以上にわかりやすい
時間をかけて作ったあなたのノートは、きっと教科書を見るよりもわかりやすいものとなっているはずです。
頭の良い人は、必ず要点をまとめたノートを作っています。
復習ノートも同じようなものです。
みんな、教科書だけで終わりにしていません。
勉強ができる人は、要点である部分がしっかりとわかっています。
そして、一目でわかるように色を付けたり、イラストを書いたりしてきれいなノート作りをしているのです。
この「要点」が少し難しいために、なかなか成績が上がらなかったり、きれいなノート作りができないという人がたくさんいます。
しかし、それさえわかってしまえば誰でもできてしまいます。
あのきれいなノートは、書くべきことを絞ってシンプルに書いているだけなのです。
それから、ノートにまとめただけで終わりにしてしまう人がいますが、これではいけません。
日にちをおいてまたノートを見返したり、問題を解いたりするなど復習をきちんとしてくださいね。