teaです。
みなさんは試験勉強のとき、過去問を使って勉強していますか?
それとも問題集を使って勉強する派ですか?
どちらもよい試験勉強ですが、確実に合格したいなら過去問での勉強ををおすすめします!
「いまいち点数が上がらない」
「そもそも試験勉強は何をしたらいいの!?」
もう試験勉強にお手上げだ!!っていう人ほど、過去問を使ってください。
なぜなら、試験に合格した人ほど過去問をこれでもかというくらいに解いているからです。
中学・高校受験、あるいはセンター試験のとき、学校の先生、塾の先生はよく言いませんでしたか?
「過去問はやっとけ!」
「過去問のプリントを出すからな!」
必ずといっていいほど、過去問をやらせる・やることを勧めますよね。
自分たちよりも前に試験を経験し、突破してきた先生たちだからこそ、過去問の重要さを知っています。
大学受験でだれもがお世話になるだろう「赤本」。
受験生にとっては、もう定番の過去問ですね。
この赤本、学校の進路室などにズラ~っと並んでいませんか?
問題集を置かず、過去問を置いているということは学校としても、過去問を重要視していることが分かりますね。
いかがですか?まだまだ過去問の魅力はたくさんあります!
この記事では、さらに過去問を使い倒すための勉強方法や、よい過去問の選び方についても紹介しようと思います!
資格の勉強でも、もちろん使える方法です。
それでは、過去問について勉強していきましょう!
なぜ過去問が良いのか
試験勉強をするうえで、誰しも効率よく点数が上がる勉強をしたいと思っているはずです。
勉強が楽になれば、受験のストレスが大幅に減ります。
過去問を解くことは、地道でありながらも、少ない労力で確実に、合格へのステップを踏んでいける勉強法だと、私は思っています。
過去問のメリットは次の3つです。
- 実際の難易度を知ることができる
- 出題傾向が分かり、力を入れるポイントも分かる
- 時間配分の感覚がつかめ、解くスピードを鍛えることができる
実際の難易度を知ることができる
問題の難易度を知ることは、自分の本当の実力を知ることと同じです。
しかも、自分の実力が分かるだけで無駄な勉強をしなくて済むようになります。
なぜなら、試験に合格するためには何を・どこまで勉強するかという具体的な目標を立てることがとても重要だからです。
目標を持って取り組まないと、とたんに学習効率が落ちてしまいます。
たとえば、過去問を解いて思った以上にできていなければ、それは試験のレベルに、自分の実力が追い付いていないということです。
そうなれば、自分のレベルを上げていかなくてはなりません。
しかし、ただやみくもに、難しい問題を解いていく勉強法では、無駄な労力と時間を潰してしまいます。
この問題が解けるようになる勉強をする!という目標が決まれば、やるべき勉強も見えてくるはずです。
全く歯が立たない問題なら、基礎から徹底的にやり直しする必要があります。
基礎が分かっていないのに、難しい問題ばかり取り組むのはストレスになるだけで、無駄な勉強としか言えません。
多少解くことはできるものの、最終的に間違えているのなら、どこで間違えているのかをよく探します。
途中式で間違えているのか、記述の文がおかしくてダメなのか、漢字で書けなかったから減点されているのか、ちゃんと探してください。
そこをピンポイントで学習すれば、余計なところまで勉強せずに済みますよね。
何を・どこまで勉強するか具体的な目標を持って勉強することが、質の良い勉強となります。
そのためには、過去問を解いて自分の実力、苦手分野・得意分野を知ることが重要なのです。
出題傾向が分かり、力を入れるポイントも分かる
過去問を何年分も解いていると、そのうち似たような問題が毎年出ていると気づくことができます。
試験勉強では、自分の苦手な分野だけ気づいておけばいいのではありません。
試験の出題傾向(よく出る分野)も気づいておくことで、点数が格段に取りやすくなります。
たとえば、英語では長文が多めに出題されていれば、長文に力を入れるべきだとわかります。
理科で計算問題が頻出していれば、用語を覚えるよりも計算ができるようにしなければいけませんね。
このように、よく出る問題がわかれば、自分がやるべき勉強も見えてきます。
試験で高得点を取っている人たちは、自分の苦手な分野と、試験の出題傾向を徹底的に把握しています。
そうすることで、無駄な勉強をすることなく効率的に学習ができる事を知っているからです。
きちんと把握できている人と、そうでない人の差は大きな点数となって返ってきます。
必ず過去問を解いて出題傾向を知り、試験を楽に突破できるようにしましょう。
時間配分の感覚がつかめ、解くスピードを鍛えることができる
試験によって、問題量も様々です。
時間切れによって、点数が取れなかったということがないよう、日々訓練しましょう。
数学が苦手な人は、解くのに時間がかかります。
得意な人でも、試験の難易度によって解く時間が変わってきますね。
他の教科であっても、やたら記述問題が多ければ、いつの間にか時間を過ぎてしまうこともあります。
過去問を実際の試験時間と同じように解けば、解くスピードを鍛えることができます。
早く解けるようになれば、それだけ見直しの時間も増えますから、ケアレスミスを防ぐことができますね。
問題を解く順番を変えるだけでも、効果的です。
前もって過去問で、自分の時間配分を決めておきましょう。
問題集は「ピンポイント学習」に使う
みなさんそれぞれ、問題集の使い方が違うと思います。
メインで使っていたり、過去問と並行しながら使っている人もいるでしょう。
私は、過去問を解いた後に問題集を使うことをおすすめします。
間違えた分野を集中的に勉強したいと思った時、得意な分野をさらに伸ばしたいときに、問題集は効果を発揮します。
先ほども言った通り、勉強とは何を・どこまでやるか目標を具体的に決めなければ、学習効率がとたんに落ちてしまいます。
問題集を一通り解いてみるのもいいですが、実際の試験での出題傾向、問題形式、問題の難易度、時間配分を問題集で体験できるかといえば、なかなか難しいです。
運動会の本番で失敗しないために、本番と同じ内容で行う予行練習をよくしませんでしたか?
試験もそれ同じことです。
本番と同じような予行練習(過去問を解くこと)をしないといけません。
予行練習でダメだったところ(ダンスや歌など)を、各クラスで集中的に練習しますよね。
勉強でいえば、過去問を解いてダメだったところを問題集で集中的に勉強するんです。
間違えたところだけではなく、得意なところも問題集でピンポイント学習すれば、より効率的に実力が上がると思います。
また、試験の内容に合わせて、頻出分野や力を入れたい分野を、徹底的に勉強したい時に使ってもいいですね。
それから同じ問題集でも、予想問題集というものもあります。
私なら、予想問題集を買うより過去問の方を買います。
予想問題を作る人も、当然、過去問を参考に問題を作ります。
試験の出題分野や傾向、難易度がわからないと予想することができないからです。
問題を作る人までもが過去問を利用しているのに、受験生が利用しないのは非常にもったいないです。
予想問題集か、過去問どちらを買うか迷ったら、過去問を買っておきましょう。
ちなみに、予想問題集は過去問と同じような問題形式で作られているため、ピンポイント学習として使うのは向いていません。
ピンポイント学習する分野を見つけるのに効果を発揮しますが、それは過去問を解いても同じことができます。
過去問をやり込んでもう解く問題がない!という方に予想問題集をおすすめします。
- 問題集→ピンポイント学習に向いている
- 予想問題集→ピンポイント学習をする分野を見つけるのに向いている
過去問の選び方
過去問にもいろいろ種類がありますが、選ぶうえで重視しておきたいポイントを紹介します。
- 解答解説が詳しい
解説が詳しくないと、間違えた原因を理解できずに苦しむことが多いです。
数学が苦手な人にとって、途中式があまりにも省略されている解説は、わかりづらくてしょうがないでしょう。
特に、塾などに行かず独学で勉強している人は、分からないところを自分で解決しなければいけないので、解答解説が詳しいものがおすすめです。
- 収録年数が多いもの(3年分以上がよい)
最低、過去3年分は試験前に取り組んでおきたいところです。
そうすれば、直近の出題傾向が分かり、本番の試験問題がよほど変更されなければ、似たような問題が出るはずです。
5年、10年とやり込めば、それだけ量をこなしているので、自信につながります。
さらに、数年おきにしか出ないような問題もあるので、それを把握できるメリットもあるんです。
万が一本番の試験で出題されても、「見たことがない・・・。どうしよう」と焦らずに問題を解くことができます。
過去問を使った勉強法
試験勉強では、とにかく問題を解かないと何も始まりません。
しかし、やみくもに問題を解くのは効率が悪い勉強法です。
何度もお話しした通り、「何を・どこまで勉強するのか」を決めてください。
それを決めるためには、過去問を解きます。
解いてみて、自分の苦手な分野があればそこを克服する勉強をしないといけません。
頻出問題があれば、「その問題を確実に解けるように勉強する」というように具体的に決めましょう。
目標・目的を持つことが大事です。
問題が解けるようになり、試験本番が近づいてきたという時も、過去問を使い倒します!
実際の試験時間と同じように、過去問を解き、自分の時間配分を再確認します。
間違えた問題は、ピックアップしてノートやルーズリーフなどにまとめましょう。
解きなおしたら、数日後にまたピックアップした問題だけ取り組みます。
間違えた問題を全て正解できるまで、繰り返し解いてください。
過去問は、問題を見ただけで答えが浮かんでくるぐらいやり込むのが理想です。
脳が答えを暗記するぐらいまで繰り返しやりましょう!
ここでのポイントは、日にちを開けること。
今日やった問題は、3日後にまた取り組むようにすることです。
日にちを開けて反復学習を行うことで、記憶の保持が飛躍的に高まります。
過去問の使い方
- 問題を解き、自分の苦手な分野・出題傾向・頻出問題を把握する
- 何を・どこまで勉強するのか具体的に決める
- 必要であれば問題集を活用し、解ける問題を増やしていく
※試験本番が近くなってきたら
- 実際の試験時間で解いて時間配分を再確認する
- 間違えた問題をピックアップする
- 全問正解するまで何回もやり直す
- 日にちを開けて反復学習をし、問題を見ただけで答えが浮かぶぐらいまでやりこむ
ぜひ、過去問を使い倒して試験の合格を目指してみてください!